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ガスランタンを使いたくなったら、キャンプ初心者から中級者への階段を上り始めたところです。
LEDのランタンは確かに便利で安全で初心者の味方です。
ガスを使う事にちょっと怖いなとか、勇気がいると考える人もたくさんいるかと思います。
私自身も子供の頃からキャンプをやっていますが、小さい頃は怖くて、ちょっと離れたところから父親が付けてくれるのを眺めていました。
思い出話はここまでで、ガスランタンデビューの最初の難関の空焼きで失敗してしまない注意点などをお伝えします。
空焼きの前に注意する事
マントルの空焼きは、正確な知識があれば失敗する事はほとんどありません。
しかし、失敗してしまったらガスランタンが使えなくなってしまいます。
そんな悲劇を迎えないために、空焼きをする前に読んでください。
注意点1
空焼きする前に、マントルの予備を準備する。
失敗しないための注意点と言っていますが、もしかしたら失敗するかもしれません。
予備があれば、安心して作業が出来るので、失敗の心配が低くなってより、失敗しないと思います。
新しくランタンを買った時に、予備は入っていない場合があるので、ランタンの購入に合わせて、予備も購入しましょう。
注意点2
ランタンの空焼きはキャンプに行く前に、事前に行いましょう(一週間前推奨)。
予備が無くても、やっぱりやりたくなってくるのが人の性です。
それならば、キャンプに行く前にやってしまいましょう。
家でやるなら、失敗のドキドキも緩和してくれます。
私の初めての空焼きは、家でやるようにしています。
マントルの空焼きは、キャンプに行く前に終わらせる。
もし、予備がなくて失敗しても今ならアマゾンですぐに届きますからね。
ガスランタンにマントルを取り付ける時の注意点
私は、ゴールマンの2500ノーススターを使用しているので、他の機材を使っている人と少し違う部分があるかもしれません。
しかし、基本的な部分は変わらないと思いますので、一読ください。
マントルは空焼きする前は、無理に破ろうとしない限り、破れないと思います。
取り付ける時のポイントは、しっかりと固定することです。
2500ノーススターの場合は、上下にクリップピンが付いているので、それをひっかけるようにして固定します。
写真を添付しましたので、ご参考に。
上下に固定しましたら、しっかりと固定されているか軽く引っ張ってみてください。
軽くですよ。
ゆっくりとちょんちょんと引っ張るぐらいです。
その時にしっかりと固定されていれば大丈夫です。
もし、固定されていないと、この後に空焼き(火をつける)したときに、マントルが外れてしまい燃えた灰の塊のようになってしまいます。
このしっかりと固定は、空焼きで失敗しないための第一の重要な部分です。
空焼きをする時の注意点
注意点1
家の外でやりましょう。
ベランダや庭などがお勧めです。
家の中は、火事になる危険がありますので、絶対にしないでください。
注意点2
火をつける時のおすすめの道具はチャッカマンです。
マッチやライターだと作業がしずらいと思います。
器用な人も道具に頼るのが失敗しないコツです。
注意点3
夜にやる方が失敗しづらいです。
理由は、燃えているのが良くわかるからです。
ベテランではない人は、昼間にやると、燃えたかな??、燃えてないかも??と必要以上に何度も火をつけようとしてしまいます。
昔の私です。
昼だと何となくあまり燃えていないかもと思ってしまうんです。
夜だと、火が付けば、煌々と燃えているので、間違いなく燃えたというのが確認できます。
昼にやってしまった方は、マントルが写真のように、真っすぐな棒状になるので、その形状になっていれば多分大丈夫です。
注意点4
火をつける時は、下からつけます。
決して真ん中や上から点けないでください。
そんな事はしないだろうと思う方がいるかと思いますが、油断は禁物です。
火は下から上に燃えていきますので、下からお願いします。
また、全周に火をつける必要があるので、回しながら火をつけてください。
注意点5
火をつける時は、マントルに触れていいのは火だけです。
この時に、チャッカマンの先っちょがマントルに当たると破けてしまう原因になります。
マントルに触れないように細心の注意を払ってください。
注意点6
燃えた後のマントルに触らないようにしましょう。
燃えた後のマントルに不思議と触りたくなる人がいるようです。
だいじょうかなー??
など、決して触れないでください。
マントルに触れなければ破れる理由はありません。
豆知識 なぜ空焼きするのか?
ガスランタンは燃えているのはガスだけではなく、マントルも同時に燃えています。
ではなぜ空焼きが必要なのか??
マントルは空焼き前の状態は、絹糸やカラムシによる人工絹糸、レーヨンでできた布製で出来ています。この布の部分に希土類の金属塩がしみこまされています。
空焼きすると、マントルの布繊維は燃えてなくなり、金属塩は固形酸化物になりもとの布製の袋の形にもろいセラミックの外枠ができる。
マントルは空焼きすることで、布部分は燃え落ちて、セラミックだけになっているのです。
このセラミックの中に炎をおさめることにより燃焼効率がよくなります。
この布部分の形にセラミックの外枠を作るために、マントルの空焼きが必要になるのです。
まとめ
・ガスランタンを買う時に、マントルは予備で買っておく
・空焼きをする時は、キャンプ場に行く一週間前に家でやっておく
・マントルが固定できているかが重要、絶対にしっかりと固定されているかを確認すること。
・家の外で必ずやる
・下から火をつけて、全周に火が回るように、回しながらつける
・火がついた後のマントルには、絶対に触れない
以上を守れば、マントルの空焼きでの失敗は防げるはずです。
キャンプ中級者の仲間入りをしましょう。
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