ビジネス

GDPとGDPデフレータを通して見える世界(平成28年中小企業診断士試験-経済学・経済政策-第1問)

GDPで見える世界

<サイトメッセージ>

このサイトは父が学んだこと、手に入れた知識を子供に渡すために書いています。

父と子が一緒に過ごす時間は、ごくごく限られているため、伝えたいことのすべてを伝えることが残念ながら出来ません。

ただ、インターネットの世界で、伝えたい知識、学びが、子供と繋がる可能性があります。

子供が何かに悩んだ時に、google(グーグル)でググった時に、父が子供の為に残した知識・学びを発見し、人生を前に進めることが出来れば、これほど素晴らしいことはありません。

ブログ名の生前贈与は、私が生きているうちに、親父のサイト最高に役にたったぜ!!と言わせるために知識と学びを書き上げております。

そして、このサイトを子供に引き継ぎ、次世代の父の知識と学びが蓄積され、また次の子を助けることが目標だからです。

そのため、どの記事にも、1項にちょっと暑苦しく、何を言っているか時々わからないかもしれない子供に向けたメッセージ(父親ポエム)が書いてあります。

検索した人が求めている答えとは、ちょっとだけしか関係ありませんが、折角なので親の想いを感じ取ってもらえればと思います。

子供へのメッセージ(お父さんポエム)

経済学について

経済学の知識と学びを残そうと思ったのは、世界を知る時に経済学は役に立つと思ったからだ。

世界を知る方法は、歴史であったり、文化であったり、語学だったり、いろんな知識のレンズを通して世界を見る事で多くの事を知ることができる。

その中で、お金の流れから世界の動きを捉えるというのは面白い考え方だとお父さんは思っている。

日本では、お金の話はタブー視される傾向があり、経済学を勉強する機会はほぼ無いと思う。

大学で経済や経営を勉強すれば学ぶかもしれないけれど、それ以外の分野に行けば、触れる機会は無いはずである。お父さんは、経済学を大学でも、大学院でも勉強していない。

たまたま、診断士の試験科目にあったので、勉強しただけである。そして、試験対策として勉強しただけの時は、あまり理解せず、問題を解く事だけが目的だった。

それが、変わったのは、「父から子への知識と学びの生前贈与」を書く事になったからだ。

これも伝えておかなければならないことだけど、お父さんは本質的に大切なことを学ばず、浅い理解でテストの点だけとれれば良いという思考になりがちだ。

それで、苦労することは多々あったし、負けることも多くあった。ただ、試験対策上で、その作戦を取ることは絶対悪ではない。

絶対悪ではないが、試験を通して成長する事が、資格試験を受ける上での最大のメリットだと考えると少しもったいない。人は何かを通して、成長する事が、人生を豊かにするコツかもしれないという想いもある。

今回のポエムもわちゃわちゃであるが、編集も推敲もあまりする気がない。

最後にもう一度纏めると、経済学というレンズを手に入れて、お金の流れから世界を見て欲しいので、経済学も少し学んで欲しい。

今回の問題について

問題の趣旨は、日本とアメリカの違いを知っているか??その違いを、1990年~2015年の一人当たりの実質GDPとGDPデフレータの2つの指標というレンズを通して、見分けてください。となっている。

単純に、日本とアメリカの一人当たりのGDPとGDPデフレーターの数字を覚えていたら、この問題は解ける。でも、それでは経済学を楽しむことができない。そんなのただの暗記で面白くないだろ。

なぜ、日本とアメリカとの間に違いが生まれたんだろうか??それを読み解いていく事で、ちょっと面白いかもと思い始めるかもしれない。

その因果関係を推定したり、ちょっと議論出来たりすると、グット楽しさが湧いてくるかもしれない。

勉強と言うのは、覚える事は必要だけれど、その覚えた知識の関係を読み解いていく事で、また新しい関係が見えてきたりする。その繰り返しで、世界の謎を解いてやろうというのが、学問という事になるのかもしれない。

~お父さんポエム終了~

平成28年中小企業診断士試験 経済学・経済政策 第1問

第1問

下図は、日本とアメリカの1990年以降の1人当たり実質GDPとGDPデフレーターの推移を示している。
図中のa〜dに該当する国の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

平成28年 経済学 経済政策 第1問

—解答群˜
アa:アメリカb:日本c:アメリカd:日本
イa:アメリカb:日本c:日本d:アメリカ
ウa:日本b:アメリカc:アメリカd:日本
エa:日本b:アメリカc:日本d:アメリカ

GDP(Gross Development Product)に関係する指標

GDP国内総生産とは?

GDPとは、ある国において一定期間内に生み出された付加価値の合計額である。付加価値とは、一定期間(通常一年)内に生産活動をした結果、新たに生み出された価値のことであり、生産額から原材料などの中間投入額を差し引いたものである。(もっと詳しいGDPに関することは、別記事で取り上げます、準備出来次第、リンクを設定致します。)

名目GDPと実質GDPとGDPデフレーター

このGDPには、名目GDPと実質GDPという2つの指標があります。

名目GDPは生産数量に市場価格をかけて、生産された財の価値を算出し、すべて合計して算出しますが、実質GDPとは、物価の変動による影響を取り除き、その年に生産された財の本当の価値を算出したものをいいます。GDPデフレーターは、この名目GDPから実質GDPの調整に用います。

GDPは様々な財・サービスの価値を集計したものであり、価格の単位で表されます。そのため、GDPは生産活動の水準だけでなく、物価の変化にも影響をうけます。例えば、作った財・サービスの量がまったく同じ水準であっても、すべての財・サービスの価格が2倍になると、名目GDPは二倍になってしまいます。このため、実質的な経済の生産活動を考慮する為、物価を考慮する必要がある。

日本とアメリカの1人当たりの実質GDPの比較

日本とアメリカの一人当たりGDPの推移

最初に、日本とアメリカのGDPはどっちが多いのかを考えます。これは、多くの人がアメリカだろうと想像するかと思います。経済は”労働人口×生産性”で表され、ほとんどの場合が人口の差という要因となります。参考に、アメリカは、3億2571万、日本は、1億2678万です(出典:The World Bank – World Development Indicators – Population, total(2017))

この人口比較の通り、GDPはアメリカ1位(20,494.05単位:US10億ドル)、日本3位(4,971.93単位:10億USドル)です。

1位と3位と差が小さいと感じるかもしれませんが、実際は、アメリカは日本の5倍ほどのGDPとなっています。人口は、2.59倍です。この結果より、GDPと人口の比較より、アメリカが、日本より一人当たりのGDPは高くなっていることがわかります。

実際の順位は、アメリカは9位、日本は26位となっています。

ここで、経済の式を振り返ると、経済=労働人口×生産性を思い出してください。一人当たりのGDPの意味は、国民一人当たりの生産性の大きさを表しています。この結果から、アメリカより日本の生産性が低いことがわかります。

労働生産性を上げなければならないとニュースでよく聞きますが、GDPを増やすために労働生産性を上げるという目的があったのです。労働生産性に強く着目しているのは、日本の人口が減少傾向にあることが理由です。人口を増やすことは簡単なことではありません。一人の人間が大きくなるまで20年間はかかります。これは難しい。

だから、労働生産性を上げる事に大きな声を上げているのです。

今回の問題は、労働生産性をあげなきゃいけない事分かってるよね??という問いだと思います。ちなみに、アメリカは、人口が増加しつづけています。この意味からも、アメリカに追いつく必要があるから議論があるかもしれませんが、アメリカに追いつくには、人口増加の観点でも重要な施策を政府は打っていかないということになります。

纏めると、GDPの問題は、労働生産性と人口増加の両方の面から取り組む必要があります。みんな、それを意識して取り組んでくれと問題作成者の意図を感じました。

こんな感じでやると、面白くないですか??

日本とアメリカのGDPデフレーターの比較

日本とアメリカのGDPデフレーター推移

GDPデフレータの推移は、日本とアメリカは両極端で分かりやすい傾向になっていますね。

日本はバブル崩壊からGDPデフレーターは右肩下がりで下がっている事が読み取れます。これは日本でバブル崩壊後にデフレ経済に突入した(デフレーションが起こっている事を)記憶していれば、すんなりと選べたかもしれません。

デフレーションとは、物価の継続的な下落のことをデフレといいます。デフレは財・サービスの供給の超過(または需要不足)によって生じます。また、デフレは、同じ金額の貨幣でより多くのものを買えるようになるため、貨幣価値の上昇を意味します。デフレが所得分配に与える影響は、債務者から債権者への実質所得移転をもたらすことになります。(インフレーション、デフレーションについては、また別記事で詳細を纏めますので、その時はこちらにリンクを貼りますので、しばらくお待ちください。

アメリカはまったく逆の状態ですね。この点も出題者が知っておいて欲しいという主張を感じました。

試験問題を通して学ぶ経済学

経済学を勉強する時に、経済学の入門書を読んで学んでいく事もよいことです。しかし、アウトプットの場がないと、勉強して得た知識を活用できず、もったいない状態になります。試験問題に取り組むことが、最良のアウトプットとは思いませんが、試験の作問者との対話で、こんな事を知って欲しいと思って作ったのかな?とか、楽しんで勉強することができればスタートとして良いかと思います。

また、テレビやネットのニュースで聞いた言葉を調べたり、気になる世界の問題が経済学と関係ないかなとか?とか、もっとレベルの高い知識の使い方ものちのち発展させていければ、もっともっと楽しくなるかもしれません。

さて、何年後かに、子供と経済学の話をする日を楽しみに、モチベーションを持って、経済学の事をブログに書いていこうかと思います。

関連記事

  1. マニュアル化 商品製作に経験やノウハウが必要な企業が、社員10人の壁を超える為…
  2. リーダーシップ 管理職にはマネジメントだけではなく、リーダーシップが必要な理由
  3. ポモドーロテクニック(ぽもどーろてくにっく) ポモドーロテクニックの、お父さんが感じたメリット、デメリット、テ…
  4. フラガール ハワイ 映画「フラガール」で環境変化に対応するための経営感覚と仕事観を学…
  5. マーケティング 初心者 マーケティング初心者のための、本格的に勉強する前に知っておきたい…
  6. リーダーシップの3要素 リーダーシップを有効に働かせる3つのポイント
  7. まんがでわかる7つの習慣 まんがでわかる7つの習慣で、成功と幸せを手にする法則を学ぶ
  8. 指示待ちでいいのか 経営層から方針の指示が出てこない理由と、管理職がとるべき行動とは…

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP