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玉ねぎ(タマネギ)を泣かずにきる方法を料理研究家から学んできました。
あの嫌で嫌でたまらなかった、タマネギを切って、涙がでることは二度を起きません。
何となくの知識ではなく、化学的に明確な知識を教えて貰いました。
再現性が高い方法なので、この知識を知ればもう二度と涙を流すことはありません。
30代以上の世代がタマネギで涙する経験が多いのに対して、若い世代の方がタマネギに涙する確率が低い理由もわかりました。
ぜひ、その謎もしってください。
なぜ、タマネギを切ると涙がでるのか?
動物に自己防衛機能があるように、植物にも同様に自己防衛機能があります。
動物だと、ハリネズミが食べられにくく針が付いていることや、スカンクが強烈なにおいのおならを出せるなどがあります。
タマネギの自己防衛機能は、動物たちに食べられると(タマネギの細胞にダメージを与えると)、催涙因子という刺激のあるガスが出てきます。
このガスが目の表面にかかると、眼球の水分に反応して、硫酸やその他の刺激のある成分に変わる。
目は痛みを与える酸を洗い流そうとして涙を出す。
図のように、スライスしたりみじん切りにしたりすると、タマネギの細胞が傷つき酵素が発生する。
この酵素は、細胞の中の硫黄分子が分裂して刺激のあるガスを発生させる原因となる。
涙を出すガスを防ぐ方法
涙を出すガスを防ぐ方法をこれから説明する。
簡単にすぐ試せるものが多いので、この対策でタマネギに負けないようにしよう。
よく切れる包丁を使う&刃で押すのではなく、切る
これは、全ての方法に共通して必要な処置である。
包丁の切れ味が悪いと、タマネギの細胞を潰すように着る事になり、刺激のあるガスが大量に出てきてしまう。
切れ味が悪い場合は、包丁を研ぐか、新しい包丁を買ってください。
もう一つ注意して欲しいのが切り方です。
トントントンと軽快にきる姿は料理上手に見えますが、タマネギに関してはNGです。
トントンすればするほど、細胞が潰れて刺激のあるガスが発生します。
タマネギはトントンではなく、スーーと切るです。
上から叩くように切るのではなく、刃を滑らせるようにして、切るようにしてください。
スーっと切るだけでも、かなりの効果を感じます。
冷やす
使う30分前に冷蔵庫か冷凍室に入れて冷やす。
これで酵素が出にくくなります。
これは目からウロコの知識でした。
冷蔵庫にタマネギを入れていた時は、確かに涙がいっぱいでた記憶があまりありませんでした。
田舎の家育ちだったので、よくタマネギは冷蔵庫に入れられることはありませんでした。
特に、私と同じ40代前後の家庭の冷蔵庫は今ほど大きいものが無かった事も理由にあると思いますが、タマネギの涙は古き良き年代の話なのかもしれません。
意外に若い世代は、冷蔵庫が大きいのでタマネギで涙を実感していないかもしれません。
下ゆでする
調理する前に、タマネギを丸ごとさっと湯にくぐらせて、刺激物を発生させる酵素を抑える。
茹でるのは面倒なので、他の方法で上手くいかなかった時は、試してみる価値ありですね。
水に浸す
水を流しながら、その下でタマネギを切り、刺激のあるガスが顔に届かないようにする。
水でガスを流してしまう作戦です。
効果はあるのですが、流しの中で切るので、水が強かったのか流してしまいました。
水量に注意です。
顔を守る
ゴーグルをかけ、鼻は洗濯ばさみを挟んでガスが涙腺に届かないようにする。
ゴーグルだけでは足りないんですね。
鼻に洗濯ばさみで最強のガードになります。
ぼくらの七日戦争で、ゴーグルをつけてタマネギを切っているシーンを思い出しましたが、鼻に洗濯ばさみがついていたら完璧でしたね。
子供へのメッセージ
なんでタマネギを切ると涙がでるのか気にしていたよね。
お父さんはプロに聞きに行ってきた事を褒めて欲しい。
ネットの記事だけでは発見できない情報をプロは持っています。
君が大人になる頃には、多くの情報がインターネットに掲載されていると思うけれど、本当のプロの知っている情報はなかなか掲載されないと思う。
特に、新しい情報を手にすることが必要な時は、インターネットの世界だけでなく、その道のプロから話を聞く事が学ぶ上で大切になる。
何かを調べる時は、ちょっと調べて分かった気にならず、どんどん突っ込んで調べて知識を深めて欲しい。
説教じみたけれど、自分に言い聞かせる意味でも言っているので許してね。
まとめ
・よく切れる包丁を準備する。
・細胞を潰さないように、切ることを意識する。
・冷蔵庫、冷凍庫で冷やす。
・下ゆでをする。
・水に浸しながら切る
・ゴーグル&鼻に洗濯ばさみで守る
これらの方法を使って、タマネギの自己防衛機能を攻略してください。
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