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管理職にはマネジメントだけではなく、リーダーシップが必要な理由

リーダーシップ

管理職の仕事は、マネジメントとリーダーシップの二つが必要です。

しかし、この考え方が浸透してきたのはごく最近の話です。

以前は、マネジメントだけが管理職の仕事と考えられていました。

なぜ、リーダーシップが求められるようになったのか?

結論を先に言うと、経営環境の変化が想像以上に早くなってしまったからです。

その理由について説明します。

※参考情報に、管理職の職務の特徴、マネジメントの基本機能を記しています。

マネジメント成立の前提条件

マネジメントだけでは、管理職が務まらなくなってしまった背景を知るためには、マネジメントが成立する条件を知ることが必要です。

マネジメント成立の前提条件は、安定した環境、言い換えると、過去の延長戦で未来の予測が可能(やるべきことが明確で変わらない)状況です。

具体的な条件を2つ上げます。

条件1 取り組むべき課題

設定される課題が正しく、途中で変更されない。

条件2 課題遂行の手段

標準化されたルールが存在し、過去の経験やノウハウが有効である。

この2つの条件が満たされたいる時に、マネジメント活動が有効に働きます。

この条件下で、設定された課題に対して、これまでのやり方の延長戦上として、計画を立て管理していくことが重要です。

結論は、マネジメントは環境が変化しないことが前提となっています。

そのため、昔の管理職は、どっしり座って部下に命令を出したり、承認するイメージが強くありました。

テレビドラマでも偉い人が、朝からコーヒーを飲みながら新聞を読んでいる姿をよく見ました。

環境の変化が起こらなければ、過去の経験やノウハウが活用できるので、無理して何か新しいことを行う必要がなかったのかもしれません。

時代は変わってしまいました。

現在の経営環境とマネジメント

現在の経営環境は、安定した環境から、不安定な環境に変わりました。

将来を見通すことが困難(やるべきことが不透明で変化する)です。

マネジメントの条件の2つが満たされなくなっています。

条件1 取り組むべき課題

取組むべき課題の設定そのものが難しくなっています。

短期的に市場環境が変化すると、課題の前提条件が成り立たなくなります。

条件2 課題遂行の手段

標準化されたルールが環境の変化により非効率になる場合があります。

当然、過去の経験やノウハウが無効になったり、悪い影響になることもあります。

古いやり方に固執してしまい、チャンスを逃してしまうことになります。

このように、現在の状況ではマネジメントだけでは、経営環境の変化に対応できません。

この経営環境の変化に対応した、変革を行うことが必要です。

その変革を進める能力がリーダーシップです。

現在の経営環境とリーダーシップ

経営環境が変化している中で、同じような仕事のやり方を続けていると、例外的な処理をすることが増えてきます。

同じ作業をやりながら、更に例外的な処理をすることが増えていくので、物理的に仕事量が増大していきます。

この増大に対して、少し前まではサービス残業などで、本当は仕事量が限界を超えていることをごまかしていました。

しかし、近年の転職が一般的になり非効率な仕事が多い職場から人が去っていき、人手不足に悩まされる。

働き方改革により、一般社員の仕事量をセーブすることになり、管理職にそのしわ寄せがきている例もたくさんあります。

この解決は、管理職がリーダーシップを発揮して、仕事のやり方を変革していく事が必要です。

具体的には、過去の延長戦上でそれほど重要でない仕事は止めてしまう。

例外的な処理が、本当に必要なら、そのルールを見直す。

マネジメントが可能な状況に仕事を変えてしまうのです。

中小企業では、管理職の業務のあり方を教えて貰っていない場合が多々あります。

管理職は仕事のやり方を変更しても良い権限を持っています。

恐れずリーダーシップを発揮して、変革に取り組んでください。

まとめ

・管理職には、マネジメントとリーダーシップの2つが必要。

・経営環境が変わった時は、マネジメントだけでは対応できない。

・経営環境の変化に合わせて、仕事のやり方を変更するリーダーシップが必要

子供のへのメッセージ

どんな組織でも、小学校でも中学校でもマネジメントとリーダーシップが必要になる。

特にリーダーシップは日本人には苦手意識があるので、機会があれば積極的にリーダーを経験して欲しい。

参考情報

・管理職の職務の特徴

企業目標の達成に向けて、部下を率いて業務を遂行する。

経営者側の立場で活動する。

企業全体の成果創出も目指す行動(部門最適ではなく、企業の全体最適を考える。)

組織あるいはチームとして成果を出す

部下の活動への関与(自分のことだけではなく部下の事も考える。

・マネジメントの基本機能
アンリ・ファヨールは、計画、組織化、命令、調整、統制という5つのマネジメント機能を提示した。

マネジメントとは、これらの機能を果たすことで、計画通りに物事が進むように管理を行うことである。

具体的に言うと、計画を立て、体制や業務分担を決め部下に仕事を割り振り、必要な調整と問題解決および軌道修正を行い、計画通りにものごとが進むように管理を行うことである。

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